身言葉と丹田呼吸
かつての日本語には、「身言葉(みことば)」が豊富でした。「目が高い」「鼻にかける」「口が軽い」「顔を立てる」「顎を出す」「肩を落とす」「腕を磨く」「胸にしみる」「腹を据える」「腰抜け」「尻が重い」「足が地につく」などの言葉です。
このごろは「身言葉」があまり使われなくなってきています。身体に対する感性、即ち身体感覚が鈍くなったからかもしれません。それは、雑踏で、カバンなどの持ち物を行き違う人にぶつけて、平気でいたり、人の直前を、会釈もせず傍若無人に通り過ぎる人が多いことからも考えられます。
江戸には江戸動作といって、混み合う中でのマナーがしっかりできていたようです。たとえば、傘を差して擦れ違うとき、お互いに傘を少しかしげる「傘かしげ」。肩がぶつからないようにお互いに肩を引いてよける「肩引き」などです。これも身体感覚がしっかりしていたから、自然に身についたのでしょう。
こうした身体感覚を復活させるには、身言葉を復活させることも一つの方法だと思います。そしてもう一つ、深くユッタリとした呼吸を工夫することです。身言葉を復活させ、丹田呼吸法のを身に付けることで、身体感覚を目覚めさせ、ひいてはいのちの尊さを自覚させます。さらにそれによって、エネルギーに満ち満ちた、積極的な生き方が展開されていくことになるものと思います。
このごろは「身言葉」があまり使われなくなってきています。身体に対する感性、即ち身体感覚が鈍くなったからかもしれません。それは、雑踏で、カバンなどの持ち物を行き違う人にぶつけて、平気でいたり、人の直前を、会釈もせず傍若無人に通り過ぎる人が多いことからも考えられます。
江戸には江戸動作といって、混み合う中でのマナーがしっかりできていたようです。たとえば、傘を差して擦れ違うとき、お互いに傘を少しかしげる「傘かしげ」。肩がぶつからないようにお互いに肩を引いてよける「肩引き」などです。これも身体感覚がしっかりしていたから、自然に身についたのでしょう。
こうした身体感覚を復活させるには、身言葉を復活させることも一つの方法だと思います。そしてもう一つ、深くユッタリとした呼吸を工夫することです。身言葉を復活させ、丹田呼吸法のを身に付けることで、身体感覚を目覚めさせ、ひいてはいのちの尊さを自覚させます。さらにそれによって、エネルギーに満ち満ちた、積極的な生き方が展開されていくことになるものと思います。
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