『養生訓』の呼吸法
江戸時代の健康法のベストセラーに、貝原益軒(1630~1714)の『養生訓』があります。
益軒は、医師であり儒学者出会った人ですが、一般の人にも人気のあった人物です。 この『養生訓』も、ヒューマニズムに富んだ素晴らしい本で、次のように呼吸法にも触れています。
調息の法、呼吸を調えしずかにすれば、息ようやく微(かすか)なり、弥(いよいよ)久しければ、後は鼻中に全く気息なきが如し、只臍(へそ)の上より微息往来(びそくおうらい)することを覚ゆ、此(かく)の如くすれば、神気(しんき)定まりこれ気を養う術なり、呼吸は一身の気の出入する道路なり。あらくすべからず。(現代仮名遣いに改めています)
あらい呼吸を廃して、しずかできめの細かい呼吸をすることのすすめです。鼻の中を息が通ることを感じないくらい、呼吸をきめ細かくしなさいと言うのです。臍の方からかすかな息が出たり入ったりする呼吸です。
上腹部が柔らかく充実した丹田でないと、このような抑制のきいた呼吸は出来ません。世の達人・名人と言われる人は、こういう呼吸をしているものです。
益軒は、医師であり儒学者出会った人ですが、一般の人にも人気のあった人物です。 この『養生訓』も、ヒューマニズムに富んだ素晴らしい本で、次のように呼吸法にも触れています。
調息の法、呼吸を調えしずかにすれば、息ようやく微(かすか)なり、弥(いよいよ)久しければ、後は鼻中に全く気息なきが如し、只臍(へそ)の上より微息往来(びそくおうらい)することを覚ゆ、此(かく)の如くすれば、神気(しんき)定まりこれ気を養う術なり、呼吸は一身の気の出入する道路なり。あらくすべからず。(現代仮名遣いに改めています)
あらい呼吸を廃して、しずかできめの細かい呼吸をすることのすすめです。鼻の中を息が通ることを感じないくらい、呼吸をきめ細かくしなさいと言うのです。臍の方からかすかな息が出たり入ったりする呼吸です。
上腹部が柔らかく充実した丹田でないと、このような抑制のきいた呼吸は出来ません。世の達人・名人と言われる人は、こういう呼吸をしているものです。
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