本当にいい呼吸
養根塾という名は、多分に坂村真民さん(1909〈明治42〉~2006〈平成18〉)の詩のイメージに依っています。朝1時に起きて、祈りをささげて詩を作るその姿は、まさに土の中からいのちを吸い上げる根っこそのものの感じがします。
以下は真民さんの詩です。
ああ本当にいい呼吸が
できるようになりたい
わたしが未明こんとんに起きるのも
このお方の呼びを
だれよりも早く聞きたいからである
そのお声を深く吸い込み
今日の一日をせい一ぱい
生きたいからである
(坂村真民詩集『詩国 第一集』より)
「本当にいい呼吸ができるようになりたい」と真民さんは心から願っていました。それは「このお方の呼びを早く聞きたい」からだと言います。
このお方とは、神様のことでしょう。神様の呼ぶ声を聞くことは、真民さんにとって息を吸い込むことです。
そして真民さんが呼く息は、神様の呼びかけに応え、感謝の呼びかけをすることです。
呼びかけるの「呼」は、呼吸の「呼」です。
感謝で呼びかける呼気ができたら、神様のお声が深く吸い込まれます。そうしたら、真民さんはまた感謝の呼びかけをします。この感謝のこもった呼気こそ丹田呼吸です。
ひと息ひと息が丹田呼吸になっていること、それが「今日一日をせい一ぱい生きる」ことになるのです。
以下は真民さんの詩です。
ああ本当にいい呼吸が
できるようになりたい
わたしが未明こんとんに起きるのも
このお方の呼びを
だれよりも早く聞きたいからである
そのお声を深く吸い込み
今日の一日をせい一ぱい
生きたいからである
(坂村真民詩集『詩国 第一集』より)
「本当にいい呼吸ができるようになりたい」と真民さんは心から願っていました。それは「このお方の呼びを早く聞きたい」からだと言います。
このお方とは、神様のことでしょう。神様の呼ぶ声を聞くことは、真民さんにとって息を吸い込むことです。
そして真民さんが呼く息は、神様の呼びかけに応え、感謝の呼びかけをすることです。
呼びかけるの「呼」は、呼吸の「呼」です。
感謝で呼びかける呼気ができたら、神様のお声が深く吸い込まれます。そうしたら、真民さんはまた感謝の呼びかけをします。この感謝のこもった呼気こそ丹田呼吸です。
ひと息ひと息が丹田呼吸になっていること、それが「今日一日をせい一ぱい生きる」ことになるのです。
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