よく調えし己となる
以下は、『法句経(ダンマパダ)』という仏教経典にある言葉です。
己(おのれ)こそ己の寄る辺 己を措(お)きて誰に寄る辺ぞ
よく調えし己にこそ まこと得がたき寄る辺をぞ得ん
この、「己を寄る辺とする」自主独立の精神が大切です。修行における障害は、他に依存する心です。他者に依存する心は意欲を鈍らせます。「自分が本当に頼れるのは自分である。自分のほかに誰に頼るのだ。修行を積んだ自分こそが、他に代えることのできない最も頼りになる存在なのだ」と、『法句経』は説いているのです(*法句経:短い詩の形にした仏教経典)。
このように、他者に依存しない心の姿勢が、確固とした主体性を養うことになります。この主体性こそ、心を平安にする大切な要素です。「アイツのせいでこうなった」と被害者意識に陥ったり、「誰も理解してくれない」とすねたり、「みんな自分をどう思っているのだろう」と気に病むのは、他者依存から生ずる心理です。被害者意識、言い訳、責任転嫁、自己正当化など、主体性を欠いたあらゆる思いは、みな心の平安を乱す元になるものです。
己(おのれ)こそ己の寄る辺 己を措(お)きて誰に寄る辺ぞ
よく調えし己にこそ まこと得がたき寄る辺をぞ得ん
この、「己を寄る辺とする」自主独立の精神が大切です。修行における障害は、他に依存する心です。他者に依存する心は意欲を鈍らせます。「自分が本当に頼れるのは自分である。自分のほかに誰に頼るのだ。修行を積んだ自分こそが、他に代えることのできない最も頼りになる存在なのだ」と、『法句経』は説いているのです(*法句経:短い詩の形にした仏教経典)。
このように、他者に依存しない心の姿勢が、確固とした主体性を養うことになります。この主体性こそ、心を平安にする大切な要素です。「アイツのせいでこうなった」と被害者意識に陥ったり、「誰も理解してくれない」とすねたり、「みんな自分をどう思っているのだろう」と気に病むのは、他者依存から生ずる心理です。被害者意識、言い訳、責任転嫁、自己正当化など、主体性を欠いたあらゆる思いは、みな心の平安を乱す元になるものです。
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