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立腰教育

 ところで「では、わが子に性根(しようね)を入れる極秘伝は?・・・」と問われましたらズバリ「それは唯ひとつ立腰(りつよう)の外ない」と思います。 

  上記は森信三氏(明治29〈1896〉~平成4(1992〉)の言葉です。森信三氏は、哲学者にして教育者です。90歳を過ぎまで講演・執筆活動をつづけて、多くの信奉者がおりました。
  森氏は教育の要として、しっかり腰骨を点てる「立腰教育」を終生説き続けました。同時に森先生は、「丹田常充実」ということも説かれています。腰と腹は表裏一体ですから、腰が立てば丹田は充実します。つまり根は同じことと言えます。
 実際に森先生の「立腰教育」は、幼稚園や小学校で実施され、成果を挙げています。
 これは丹田呼吸にも通じるものです。藤田霊斎師は姿勢を調えるために、次のような言葉を残しています。
 「押す、引く、張る、漏らす、巻き揚げ、気を充たせ、腰を砕くな、猫背厳禁」
 「押す」「腰を砕くな」は腰を立てることです。「張る」「巻き揚げ」は丹田を充実させることです。哲人同士、同じ結論に達したということです。
 この中の「漏らす」は、丹田呼吸法の秘伝ともいえるもので、漏らして上腹部を柔凹にすることで、安全に効果的に「丹田充実」が出来るのです。
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鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務めていたが、今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている。、
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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