神道家、黒住宗忠の呼吸法
黒住教という神道系の宗教があります。この黒住教の教祖である黒住宗忠 ― (安永9年〈1780〉~嘉永3年〈1850〉)は、自ら開発した呼吸法を提唱しています。
その方法は、 「静かに胸を張り、口をふさぎ、鼻をもって息を吸い、グッと下腹に収めしばらくこらえ、息苦しくなるに及んで静かに息を吐く」というものです。
その説くところは、丹田呼吸そのものです。息まないように気を付けなければなりませんが、白隠禅師の『夜船閑話』と通じるところがあって、大変興味深いものがあります。
宗忠はこの呼吸法を「御陽気修行」と名づけました。それは、結核の死の床で、太陽に向かって息を調えていたら、太陽が口から飛び込むような感覚になって、重症の結核をなおした体験に基づいたものでした。黒住宗忠はこの呼吸法を、「御陽気臍下に集合積重団結すれば病なく身体総て健剛なり。」と言って、自信をもって説いています。
これは、藤田霊斎の完全息や太陽息にも通じるところがあって、興味深いものがあります。
その方法は、 「静かに胸を張り、口をふさぎ、鼻をもって息を吸い、グッと下腹に収めしばらくこらえ、息苦しくなるに及んで静かに息を吐く」というものです。
その説くところは、丹田呼吸そのものです。息まないように気を付けなければなりませんが、白隠禅師の『夜船閑話』と通じるところがあって、大変興味深いものがあります。
宗忠はこの呼吸法を「御陽気修行」と名づけました。それは、結核の死の床で、太陽に向かって息を調えていたら、太陽が口から飛び込むような感覚になって、重症の結核をなおした体験に基づいたものでした。黒住宗忠はこの呼吸法を、「御陽気臍下に集合積重団結すれば病なく身体総て健剛なり。」と言って、自信をもって説いています。
これは、藤田霊斎の完全息や太陽息にも通じるところがあって、興味深いものがあります。
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