祝詞に見る丹田呼吸法

 祝詞(のりと)中でも『大祓(おおはらえ)の詞(ことば)』は最も有名です。その中に次の詞があります。

 息吹戸(いぶきど)に坐(ま)す息吹戸主という神、根の国・底の国に息吹放ちてむ。斯(か)く息吹放ちてば、根の国・底の国に坐す速流離姫(はやさすらひめ)という神、持ち流離(さすら)い失いてむ。
              
 「大祓の詞」とは、我々の罪や穢(けが)れを祓い清めるための祝詞(のりと)です。多くの神社で六月と十二月に行われる大祓の神事で唱えられる有名な祝詞です。冒頭の文はその一部で、その意味は次の通りです。

 息を吹く所にいらっしゃる息吹戸主という神様が、地下にある死後の世界を、息を吹いて吹き飛ばすでしょう。こうして息で吹き飛ばせば、その地下の国にいらっしゃる速さすら姫という神様がさすらって出てきて、その罪穢れがなくなってしまいます。

 息吹戸主という神様は、その息吹によって、罪や穢れを吹き払う力を持っています。まさに呼吸の神様と言えます。
 ここで興味深いことは、呼吸が罪や穢れを祓い清める力を持ったものとして、昔の人が考えていたことです。その古人の直感は、呼吸に心を込めた調和道丹田呼吸法を実修して見ると実感できます。実修が終ったあとのあの清々しさは、諸々のけがれが吹き飛ばされた感じがします。
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プロフィール

鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務める
今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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