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リラックスの秘法「小波浪息」

 前回で述べた「おいあくま」つまり、「怒る、威張る、あせる、くさる、まける」はいずれも、ストレスをもたらす感情です。言い換えますと、「イライラ、クヨクヨ、ビクビク」の状態です。
 意志の力でこの状態から抜け出すことはできません。調和道丹田呼吸法の創始者である藤田霊斎師は、「上虚下実」の姿勢を創ることが心のコントロールに有効であると言いました。上半身をリラックスさせ、丹田を中心に下半身を充実させる姿勢です。

 そして、「上虚下実」の姿勢づくりの簡単な方法として、小波浪息を提唱しました。その小波浪息の方法を紹介したいと思います。

 まず正座でも椅子でもかまいませんが、腰をキッチリとたてて、肩や胸の力を抜いてすわります。特にミゾオチのあたりを緩めてユッタリとさせます。
 そこからミゾオチとおヘソを少し近づけながら5・6秒かけて息を吐きます。状態は少し前かがみになります。次に、ミゾオチとおヘソの間を伸ばすようにして3秒ほどで息を吸います。
 「呼主吸従」ということで、吐くときは心を込めて丁寧に行います。「ありがとうございます」と感謝の気持ちで吐くと心がこもります。吸うときは気楽に上体を伸ばすだけで充分です。
 上腹部のユルミと心のこもって呼息によって、副交感神経が活性化しリラックスし「アクマ」が退散します。
 コロナ禍にあって重苦しい世の中ですが、この簡単な呼吸法を実践して、心の余裕を回復して頂きたいと思います。
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プロフィール

鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務めていたが、今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている。、
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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