小よく大を制す
調和道丹田呼吸法の創始者である田霊斎師は、真言宗智山派の僧侶でした。ですから、弘法大師空海(宝亀5〈774〉~承和2〈(835〉)を尊崇してやみませんでした。
以下は、空海の言葉です。
それ気海(きかい)微(すくな)しと雖(いえど)も忽(たちま)ち満界(まんかい)の雲を起こし、眼精(がんせい)至って小な れども、能 (よ)く遍虚(へんこ)の物を照らす。
気海はヘソの下一寸半、丹田より一寸半ほご上部ということですが、丹田と共に下腹部一体を総称していると思われます。下腹部は、全身から見ればわずかな部分ですが、ここに気力を籠めれば、満天に雲をわき起こすほどの力がある、ということです。そして眼精すなわち瞳は、きわめ小さな部分ですが、宇宙のすべてを見通すことができる、というのです。
気海にしても眼精にしても、ごく小さな部分が大きなはたらきをしているということです。その大切な部分を知って、そこを磨いていくことが大事なのだということです。
調和道丹田呼吸法は、気海丹田の小部分を磨き充実させて、龍が天に昇って雲を起こすようなパワーを発揮しようとするものです。
以下は、空海の言葉です。
それ気海(きかい)微(すくな)しと雖(いえど)も忽(たちま)ち満界(まんかい)の雲を起こし、眼精(がんせい)至って小な れども、能 (よ)く遍虚(へんこ)の物を照らす。
気海はヘソの下一寸半、丹田より一寸半ほご上部ということですが、丹田と共に下腹部一体を総称していると思われます。下腹部は、全身から見ればわずかな部分ですが、ここに気力を籠めれば、満天に雲をわき起こすほどの力がある、ということです。そして眼精すなわち瞳は、きわめ小さな部分ですが、宇宙のすべてを見通すことができる、というのです。
気海にしても眼精にしても、ごく小さな部分が大きなはたらきをしているということです。その大切な部分を知って、そこを磨いていくことが大事なのだということです。
調和道丹田呼吸法は、気海丹田の小部分を磨き充実させて、龍が天に昇って雲を起こすようなパワーを発揮しようとするものです。
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