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絵画と丹田

  人間が一番人間たる時は、臍下丹田が整っている時である。一番活気な時である。

 歌人、随筆家としても名をなした、文化勲章受章者、中川一政画伯の言葉です。九十七歳の晩年に至るまで、絵筆をとり続けた画伯の言葉は説得力があります。
 絵画の美しい線を描くにも、丹田の力が大切な要件のようです。丹田が充実したとき、ほとばしるような活気があふれるからです。丹田に気力がこもって充実した時、人間が人間として輝く時なのです。
 20世紀を代表するフランスの画家アンリ・マチスは、10メートルの竿の先に筆をつけて、力強い線を描いたと言われています。野獣派のリーダーと称されたマチスの生命力にあふれた作品も、丹田力から生まれたと言えるようです。
 丹田力という観点から、絵画を鑑賞するのも一興です。
 
 
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鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務めていたが、今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている。、
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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