心を静める
ヨーガの根本教典である『ヨーガスートラ』は、紀元前2世紀にパタンジャリによって著わされたと言われています。
ここには「これからヨーガの解説をする」という宣言に始まり、「「ヨーガとは個人意識(心のはたらき)を止滅することである」と定義しています。
心理、生理、哲学、倫理など、多方面から人間にアプローチするヨーガが、「個人意識(心のはたらき)を止滅することである」という一事に狙いを集約していることに感心します。たしかに、自己の向上を志して修行するとき、心のはたらきを止滅して静めないことには、何事も成し遂げることはできないと思います。
養根塾は、調身・調息・調心のうちの調息に特化して、自己を調えていくことを目指していますが、やはり心のはたらきの止滅、つまり心を静めることが基盤になります。
白隠禅師が内観の法を説いた「夜船閑話(やせんかんな)」の序は「月高くして城影尽く」と、古人の句で結んでいます。「高く澄んだ心になると、影は消えてしまう」ということで、ヨーガの定義と同様なことを言っています。
「意馬心猿」という言葉があるように、心というものは、暴れ馬やいたずら猿のように落ち着かないのが特性のようです。
この心を静めることこそ、修行の原点であることを肝に銘じて、丹田呼吸に励みたいものです。
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ここには「これからヨーガの解説をする」という宣言に始まり、「「ヨーガとは個人意識(心のはたらき)を止滅することである」と定義しています。
心理、生理、哲学、倫理など、多方面から人間にアプローチするヨーガが、「個人意識(心のはたらき)を止滅することである」という一事に狙いを集約していることに感心します。たしかに、自己の向上を志して修行するとき、心のはたらきを止滅して静めないことには、何事も成し遂げることはできないと思います。
養根塾は、調身・調息・調心のうちの調息に特化して、自己を調えていくことを目指していますが、やはり心のはたらきの止滅、つまり心を静めることが基盤になります。
白隠禅師が内観の法を説いた「夜船閑話(やせんかんな)」の序は「月高くして城影尽く」と、古人の句で結んでいます。「高く澄んだ心になると、影は消えてしまう」ということで、ヨーガの定義と同様なことを言っています。
「意馬心猿」という言葉があるように、心というものは、暴れ馬やいたずら猿のように落ち着かないのが特性のようです。
この心を静めることこそ、修行の原点であることを肝に銘じて、丹田呼吸に励みたいものです。
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