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呼吸の質

息を行(や)るのは、息を「空(くう)」に向かわしめるためである。
         『大安般守意経(だいあんぱんしゆいきよう)』より 


 『大安般守意経(アナパーナサチ)』は、呼吸に意識を用いること、すなわち呼吸法を説いた仏教経典です。
 息も呼吸も、英語で言えばbreathingですが、少しニュアンスが違います。『天台小止観』という本には、呼吸には、「風(ふう)・喘(せん)・気・息」の四つの形があって、「風」が最も悪い呼吸で、「息」が最も良い呼吸であると言っています。
 「風」は、空気が鼻を出入りするとき、音がして粗っぽい呼吸のことです。喘、気と、少しずつ良くなっていって、「息」は最も良質な呼吸で、音もなく結滞もなく、きめ細かく滑らかな呼吸だと言うのです。
 「行(や)る」というのは、修行するということです。まず、風から喘、気と、呼吸の質を上げていって、息にまで高める修行をするということです。そしてさらに息を、「空」に向かわせるということが、呼吸法修行の目的だということです。
 私たちのいのちというものは、自分の内部だけで閉じていては維持することが出来ません。すなわち、いのちは開放系であり、空(宇宙)にまでつながることで、生き生きとはたらくのです。
 
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プロフィール

鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務める
今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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