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しばらくお休みします

いつもご愛読ありがとうございます。
都合により、本ブログを11月いっぱい休ませていただきます。
また、養根塾丹田呼吸法実修会もお休みさせていただきます。
再開の節は、よろしくお願いいたします。

鈴木光彌 拝
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宇宙との対話としての呼吸

  呼吸のはたらきを吸酸除炭作用と言います。酸素を吸って炭酸ガスを吐き出すことです。外部から必要なものを取り入れ、内部の不要物を排出する輩出する点においては食べることも同じです。呼吸は天の恵みであり、食事は地の恵みであると言えます。
  また、呼吸は目に見えないものの出入りなので、食事に比べいくらでもイメージをふくらませることができます。息を吸うときは、宇宙のかなたからいのちの元を頂く。息を吐く苦時は、宇宙のかなたに感謝を添えてお返しする。そんな気持ちで呼吸をすると、狭い自己意識が、宇宙に広がっていって気宇壮大な境地が得られます。
  ノーベル賞候補にあげられたことのあるベトナムの禅僧ティック・ナット・ハンは、次のような詩を詠んでいます。

 息を吸って私は静か 息を吐いて私はほほ笑む
 この今に生きることこそが 私には素晴らしい一瞬(ひととき)

 呼吸は身体と心を結ぶ媒介のはたらきがあります。このティック・ナット・ハン詩を心の中で読みながら、前に紹介した小波浪息を繰り返し行ってみてください。宇宙に広がっていくのを感じることと思います。

腹は大地

我々は草木である・・・そのことを我々が認めようと認めまいと、そんなことにかかわらず・・・天空に花を咲かせ実を結びうるためには、根をもって土中から生い立たねばならない草木である。  
ヨハン・ペーター・ヘーべル(1760~1826)


 ドイツの詩人、ヨハン・ペーター・ヘーベルは、私たちは本質的に草木と同じであると感じました。
 草木は土の中から養分を吸い上げて花を咲かせ実を結びます。人間は土の中に根を生やしません。その代わり、肚という移動性の大地を持っています。
 人間にとっての大地、それは私たちの丹田即ち肚にあたります。
 へーベルの心は、肚を大地に例えて、根を養う呼吸法として調和道丹田呼吸を創始した藤田霊斎先生と軌を一にしています。
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プロフィール

鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務めていたが、今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている。、
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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