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根を養う

 今日(20日)は大寒。今や冬は真っ盛りです。木々は葉を落とし、ひっそりとたたずんでいます。木々ばかりではなく、街並み全体が静かな様相を呈しています。
 でも、大地の下では、盛んに春の準備を怠りません。
 童謡詩人の金子みすゞは歌います。

  ちってすがれたたんぽぽの
  かわらのすきにだぁまって
  春のくるまでかくれてる
  つよいその根はめにみえぬ
  見えぬけれどもあるんだよ
  見えぬものでもあるんだよ


 みすゞの目は、目に見えないところで着々と根を深く伸ばす根っこに注がれます。
 花の咲く春、実を結ぶ秋に備えて、目に見えないところではたらく根っこを養いたいものです。

 丹田呼吸は、私たちのいのちの根っこを養うための、すぐれた修養法です。
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妄想すること莫れ

 いくら休養してもだるくて気力が起こらないのは、たいがい脳が疲れているものです。そんな時はからだを休ませるより、頭を休ませることが先決です。
 頭を疲れさせるのは妄想です。妄想の多くは、過去をクヨクヨと悩んだり、未来をビクビク恐れたりすることです。誰も過ぎてしまった過去、まだ来ない未来に手も足も出せません。そう考えると妄想がいかに馬鹿げた行為であるかがわかります。
 でも、妄想を断ち切ることは難しいですね。無業(むごう)という禅のお坊さんは、何を問われても「莫妄想…妄想するなかれ」で通したということです。それくらい重要で難しいテーマなんですね。
 難しいことですが、少しでも妄想をなくせば、それだけ頭の疲れは少なくなります。この妄想を断ち切るのも、丹田呼吸が大きなはたらきをします。息という字は、「やすむ」という意味があります。そのとおり、呼吸、特に丹田呼吸は頭を休ませるはたらきをもっているのです。
 「あーでもない」「こーでもない」と、とりとめのない妄想にさいなまれたときは、吸う息、吐く息を心を込めて丁寧に行ってみてください。心を込めた呼吸は丹田呼吸となり、肚の力で妄想が断ち切るのです。

 

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます

 私、今年で七十七歳になります。七が重なることで㐂寿と言われる年齢になりました。「はるばる来ぬる旅をしぞ思う」の感ひとしおというところです。
 負け惜しみではありませんが、年をとるのもなかなかいいものです。旅で例えるならば、車窓からじっくりと景色を味わうことができるようになってきたのは、年の功というものです。今ここを大切に過ごしていきたいと思います。
 浜までは海女も蓑着るしぐれかな
 
 本年も「丹田呼吸」をテーマに、このブログを続けてまいります。
 ご愛読のほどどうぞよろしくお願いいたします。
 
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プロフィール

鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務めていたが、今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている。、
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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