丹田呼吸と腹圧
丹田呼吸の要旨は、「呼気性の持続腹圧」つまり腹圧を維持しながら息を吐くということです。ですから、丹田呼吸法は、呼気性の持続腹圧を身につけるための方法ということになります。
呼気性の持続腹圧によって、下腹部に充実感を覚え、気合がこもった状態になります。そうすると、気持が前向きになって、積極的な考えになります。身体面でも、血行が良くなり、姿勢が調ってきます。
呼気がうまくできると吸気も自然に調いますから、呼気に意識を集中するのです。これを「呼主吸従」と言います。
腹圧を形成するには、横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群の三つの筋肉がバランスよくはたらくことが必要になります。
横隔膜はドーム球場の屋根のような形をした膜状の筋肉で、腹腔の上部を形成しています。横隔膜は緊縮すると、下方に下がってきます。下がって腹腔の容積が狭くなった分、腹腔に圧力が生じるのです。
骨盤底筋群は第二の横隔膜とも呼ばれ、腹腔の底部を構成しています。緊縮した時に横隔膜に対応して上方に上がることで腹圧を生じさせます。下降する横隔膜と上昇する骨盤底筋群によって、上下から腹圧を作りだすのです。
腹横筋は、下腹部の外側から順に、外腹斜筋、内腹斜筋、その一番内側にあって下腹部を差さえ保護しています。特に腹横筋は、コルセットのように下腹部を引き締めるはたらきをしています。この三つの筋肉に加え、後方の壁となって圧力の逃げを防ぐ仙骨も、腹圧構成の重要メンバーとなります。
何事をするにもコツがあります。このコツをつかむことを、呼吸を呑み込むとも言ったりします。そして、コツをつかむコツは、丹田呼吸法にあります。丹田呼吸法は、諸芸・諸道に通じる大原理であるのです。
*7月16日(火)の養根塾は、休まずに行います。
呼気性の持続腹圧によって、下腹部に充実感を覚え、気合がこもった状態になります。そうすると、気持が前向きになって、積極的な考えになります。身体面でも、血行が良くなり、姿勢が調ってきます。
呼気がうまくできると吸気も自然に調いますから、呼気に意識を集中するのです。これを「呼主吸従」と言います。
腹圧を形成するには、横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群の三つの筋肉がバランスよくはたらくことが必要になります。
横隔膜はドーム球場の屋根のような形をした膜状の筋肉で、腹腔の上部を形成しています。横隔膜は緊縮すると、下方に下がってきます。下がって腹腔の容積が狭くなった分、腹腔に圧力が生じるのです。
骨盤底筋群は第二の横隔膜とも呼ばれ、腹腔の底部を構成しています。緊縮した時に横隔膜に対応して上方に上がることで腹圧を生じさせます。下降する横隔膜と上昇する骨盤底筋群によって、上下から腹圧を作りだすのです。
腹横筋は、下腹部の外側から順に、外腹斜筋、内腹斜筋、その一番内側にあって下腹部を差さえ保護しています。特に腹横筋は、コルセットのように下腹部を引き締めるはたらきをしています。この三つの筋肉に加え、後方の壁となって圧力の逃げを防ぐ仙骨も、腹圧構成の重要メンバーとなります。
何事をするにもコツがあります。このコツをつかむことを、呼吸を呑み込むとも言ったりします。そして、コツをつかむコツは、丹田呼吸法にあります。丹田呼吸法は、諸芸・諸道に通じる大原理であるのです。
*7月16日(火)の養根塾は、休まずに行います。
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