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丹田呼吸はストレスをも活かす

 今、ストレスを原因とする病気に悩まされている人が多くいます。ストレスが、自律神経の失調、免疫力の低下、ホルモン系の乱れを引き起こし、身心が病んでしまうのです。
 現代は、あらゆる面で便利になって、昔に比べてストレスは少なくなっているのに、ストレスに起因する病気が多いというのは不思議です。便利な生活環境が、ゆとりある人生に貢献していないということです。むしろ便利さが、目まぐるしさ、息苦しさをもたらしているところがあるように思えます。
 だからといって、不便な生活に逆戻りするわけにはいきません。ストレスを受け止める、こちらの態勢を調えることが先決です。
ストレスは身体をいためるもの、心を乱すものと恐れていると、ストレスはますます牙を剥いて襲いかかってきます。ストレスに直面したら腹を決めて、ストレスを正面から迎え撃つ気概を持つことが大事だと思います。

 ストレスを迎え撃つ気概は、丹田呼吸によって養われます。丹田呼吸によって、「ウンッ」と丹田に気を込めると、腹の底から勇気が湧いてきます。「サア、来い!」という気力がみなぎってくるのです。
 こうなりますと、もはやストレスは害ではありません。むしろ、食欲増進させる香辛料のようなものです。ピリッと身心を引き締めて、前向きな心構えを形成します。
 そんな丹田呼吸法を、多くの人に実践して頂きたいという願いで、養根塾は活動しています。
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張る気

 気というものは、散らしてはいけません。注意散漫というやつで、怠惰で、腑抜けで、やる気の無い状態です。かといって緊張して、気が凝るのもよくありません。
 幸田露伴は、気は散っても凝ってもだめで、気は張らなければならないと言っています。張る気とは、身心の統一が取れて、余分な力が抜けて気合十分、気力がみなぎっている状態です。
 この張る気が身心に実現した状態が、上虚下実ということです。
 上虚とは、あらゆる方向に自在に動き出せる状態です。「水は方円の器に従う」というように、即時適正な方向に対応できることです。一方下実とは、ドッシリと安定した状態です。
 いわば、上虚とは上体の気が八方に広がっていく感じですあり、下実は気が丹田(腰腹)に向かって集約する感じです。
 丹田呼吸法を実修していると、上虚下実が身について、気を常に張っておくことができるようになります。

魂の呼吸

 養根塾で、仲間と共に丹田呼吸を実修していると、次第に心が純化されてきます。特に吐く息は、祈りそのものになったように感じてきます。
 『祈り』という名著のある奥村一郎(1923~2014)という神父さんの次の言葉は、この呼吸の不思議なはたらきについて語っています。

 祈りとは「魂の呼吸」である。さらにいえば、「心の奥深くに秘められた神の呼吸」ともいえよう。
 小さな一輪の野の花にも、宇宙大の自然が息づいているように、私たちの一瞬の呼吸にも、神の愛の息吹がある。


 奥村師は、「心の奥深くに秘められた神の呼吸」と言っています。これも、丹田呼吸法の実修から得られる実感をよく表しています。
 息を吸うことは、宇宙から、あるいは神からいのちの源を頂くことである。そして息を吐くことは、いのちの源を頂いたことへの、感謝のメッセージを送ることであるという実感です。
 日常生活に追われていると、自分という存在がどんどん矮小化されていきます。真実の私たちは、宇宙の大生命の中に生かされています。そのことを実感させてくれるのは、奧村師のおっしゃる祈り化された「魂の呼吸」です。 

プロフィール

鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務める
今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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