神道家、黒住宗忠の呼吸法

 黒住教という神道系の宗教があります。この黒住教の教祖である黒住宗忠 ― (安永9年〈1780〉~嘉永3年〈1850〉)は、自ら開発した呼吸法を提唱しています。
 その方法は、 「静かに胸を張り、口をふさぎ、鼻をもって息を吸い、グッと下腹に収めしばらくこらえ、息苦しくなるに及んで静かに息を吐く」というものです。
 その説くところは、丹田呼吸そのものです。息まないように気を付けなければなりませんが、白隠禅師の『夜船閑話』と通じるところがあって、大変興味深いものがあります。
 宗忠はこの呼吸法を「御陽気修行」と名づけました。それは、結核の死の床で、太陽に向かって息を調えていたら、太陽が口から飛び込むような感覚になって、重症の結核をなおした体験に基づいたものでした。黒住宗忠はこの呼吸法を、「御陽気臍下に集合積重団結すれば病なく身体総て健剛なり。」と言って、自信をもって説いています。
 これは、藤田霊斎の完全息や太陽息にも通じるところがあって、興味深いものがあります。

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プロフィール

鈴木光彌

Author:鈴木光彌
1943年(昭和18)東京都葛飾区水元に生まれる
法政大学法学部卒
在学中は応援団に所属し、副団長を務める
今も、人々に生きる勇気と喜びを鼓吹する応援団を任じている
昭和55年、公益社団法人調和道協会に入会し、丹田呼吸法を学ぶ
以来研鑚を重ね、現在養根塾を主宰して活動中
著書:「丹田湧気法入門」柏樹社(共著)、「丹田を創る呼吸法」BABジャパン、「丹田を創って『腹の人』になる」小学館、「藤田霊斎 丹田呼吸法」佼成出版社

【養根塾】
◇会場: 高輪アンナ会館
東京都港区高輪2-1-13
都営浅草線 泉岳寺駅A2口徒歩5分
◇日時:毎週火 1:00~3:00PM
◇会費:1000円/1回
自由ヶ丘教室 第2・4金 10:30AM
若葉教室 毎週金 6:00PMも併設
お問合せ 090-5405-4763 鈴木
Eメール
mitsuya@wf7.so-net.ne.jp

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